大人も子どもワクワクする未来を描く、過去にないかたちの「松江市総合計画」

松江市総合計画 MATSUE DREAMS 2030 松江市・株式会社エブリプラン

書籍・パンフレットBOOK & PAMPHLET

《山陰広告賞2023 地方創生賞》
2022年から2030年までの8年間の『松江市総合計画』をデザインしました。
これまでの総合計画との大きな違いは、課題から計画を考える手法ではなく、「松江のありたい姿」を思い描き、そこに向かうための道のりを考える“バックキャスト”という手法で制作されていることです。
ミライソウゾウ会議、タウンミーティング、ゆめアンケートなど、約2,000人の市民に「ワクワクする松江とは?」をテーマに様々なスタイルで話していただいたものが計画に反映されています。

本来行政文書である当冊子を、市職員のみならず市民にとっても伝わりやすくするために、編集、コピーライティング、デザイン、イラストを担当しました。

“そもそも総合計画は必要なのか”をテーマに、制作関係者と市民が集い、ワークショップを開催。「今までの総合計画は読まれてきたのか」「誰のためにつくられているのか」など、深く切り込んだ問いを考えることから初めました。
冒頭では、これまでの行政文書の形式を取り払い、行政、市民の双方が計画を自分ごとに置き換えられる導入になるように心がけました。

市民にとって「あたりまえ」になっている「松江にしかない魅力」を価値として再発見してもらうページです。
宍道湖、中海、日本海、堀川など、様々な水辺が手に触れられるほど身近にあること、出雲市と同様に古い歴史を脈々と受け継いでいることなど、改めてほかにはない魅力として気づいてもらえるように構成しました。